- とうせん
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とうせん【刀尖】刀のきっさき。IIとうせん【刀山】〔仏〕 地獄にあるという剣を植えた山。 つるぎの山。IIIとうせん【刀銭】中国古代の青銅貨幣の一種。 刀子(トウス)にかたどり, 戦国時代を中心に燕・斉など主に河北・山東で使われた。 刀貨。 刀幣。 刀。IVとうせん【唐扇】中国製のおうぎ。Vとうせん【唐船】能の一。 四番目物。 作者未詳。 祖慶官人という中国人が船軍(フナイクサ)に負けて箱崎の領主に捕らえられていたが, 中国から二人の子供が迎えにくる。 日本でもうけた二人の子供の同行が許されないため, 投身しようとするが, 人情にほだされた領主が日本の子も連れていくことを許したので喜び船出する。VIとうせん【唐銭】中国から渡来した銭貨の総称。 江戸初期まで通貨として広く流通した。VIIとうせん【当千】〔「とうぜん」とも〕千に相当すること。 一人で千人に匹敵するほど強いこと。 一騎当千。VIII
「~と頼みをかけし小早川/浄瑠璃・吉野忠信」
とうせん【当籤】くじに当たること。IXとうせん【当選】(1)選ばれること。「懸賞小説に~する」
(2)選挙で選び出されること。⇔ 落選「国会議員に~する」Xとうせん【投扇】「投扇興(トウセンキヨウ)」の略。XIとうせん【東遷】東の方へ移ること。XIIとうせん【灯船】船上高く灯火を掲げ, 灯台の役目を果たす船。 灯台の設置が困難な浅州などに定置する。 灯台船。 灯明船。 浮き灯台。XIIIとうせん【登仙】(1)天にのぼって仙人になること。→ 羽化登仙(2)貴人, 特に天皇の死を敬っていう語。 [運歩色葉集]XIVとうせん【登山】〔「せん」は呉音〕(1)修行のために, 僧・修験者などが山に入ること。(2)山上の寺社に参詣すること。XV「先横川へ御~有しかども/太平記 2」
とうせん【登船】船に乗ること。 乗船。 とせん。XVIとうせん【盗泉】中国山東省泗水(シスイ)県の東北にある泉。 孔子はその泉の名が悪いとして飲まなかったという。→ 渇しても盗泉の水を飲まずXVIIとうせん【闘戦】たたかうこと。XVIII「勇気を奮ひ, これと~せざるべからず/西国立志編(正直)」
とうせん【陶潜】⇒ 陶淵明
Japanese explanatory dictionaries. 2013.